POTTプログラム
POTTプログラムとは
POTT(ぽっと)プログラムとは、“ポジショニングで(PO)、食べるよろこびを(T)伝える(T)プログラム”の略称で、食事時のポジショニング技術と教育方法で構成しています。従来の食事に関する看護技術を見直し、摂食嚥下障害看護認定看護師と共に試行錯誤を繰り返しながら構築した臨床知です。“呼びやすく、わかりやすい”ネーミングにし、“看護の心と技”を伝えたいとの願いを込めました。同プログラムは、臨床や在宅、看護教育の実習において実践し、適切なポジショニングで患者の食事の自立支援や食べる喜びを引き出すことにつなげます。その過程で技術力や教育力の向上、チームケアを充実させます。間接的には、ケアする人とケアされる人の相互成長につなげます。
プログラムの構成は、ベッド上及び車いすポジショニングで、食前、食事中、食後の姿勢調整と食事介助です。同プログラムは研究時には看護師対象であったため、伝承モデルは看護師になっています。2018年からのPOTTプロジェクトでは、多職種で活動を展開することになりました。